プラウエンレースを求めて〜ドイツ紀行
みなさん、こんにちは。
テーブルレシピ・デザイナーの杉山です。
先日のブログでもご紹介しましたが、オンラインショップのドイツレースコーナーが充実しました。
特集ページは下の画像をクリック↓↓↓
実はこれらの商品、ドイツのレース産地プラウエンまで実際に行って買い付けしてきたものなんです♪
というわけで、今回は趣向を変えまして、買い付け紀行の様子をご紹介したいと思います。
ちょっと長くなりますが、興味のある方はぜひお読みくださいませ(笑)
「プラウエンってどこ?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
プラウエン市は旧東ドイツ、チェコとの国境近く(ドイツの一番右側)にありまして、日本からは飛行機&電車の乗り継ぎ→乗り継ぎ→乗り継ぎ、、、24時間近くかかりました(汗)
ざっくり言って、「かなり遠い!!!」です。
ですが、美しい湖や小川、森に囲まれた非常に美しい街です。
まずは旧市街にあるレース博物館の様子を。
童話に出てきそうな建物でしょう?
プラウエンレースの歴史は1800年代にさかのぼります。
それまで手作業でしか作れなかったレースを「機械で作れないか?」という試みが始まり、レース機械の原型が発明されたのがこの地プラウエンといわれています。
これは1800年代のレース機です。機械とはいえ、ほぼ手動。左にある木の椅子に座り、図案に沿ってレバーを動かすことによって機械本体が動くという仕組みだったようです。何とも気の遠くなるような作業ですが、当時は画期的な発明でした。
プラウエンレースが有名になったのは、パリ万博でグランプリを受賞したことがきっかけだそうです。
これはその当時の記事です。(右上に“グランプリ”と書かれているの、わかりますでしょうか?)
以来、プラウエンレースは世界的に広まり、またプラウエン市も“レースの街”として知られるようになりました。
某国の王様のために3枚だけ作られたベッドカバー!素晴らしいです!!
プラウエンレースの最大の特徴は、バラバラに作ったレースのピースを、パズルのように繋ぎ合わせることによって裏表が分からない程精密に仕上げられている点です。
詳しくご紹介しますね。
先程の博物館の写真に比べて、機械はかなり革新しました。写真のように小さなレースのピースを作っていきます。
出来上がったレースのピースのベースの生地部分を溶かして、“糸”だけを残します。
そして、写真のように組み立てていくのです。
レースのピース同士を繋ぎ合わせる作業は、今も昔も職人さんの手作業!!
写真の職人さんは、もう30年!この仕事をされているそうです。
繋ぎ合わせの部分のアップを。
わかりますか?細〜い糸でレースの端の糸同士を一本ずつ足踏みミシンで繋げていくのです!
こうして出来あがったレースは、繋ぎ目がわからないほど美しいレースになります。
そして、「実物を見てみたい!」と思われた方に朗報です♪
今日10日から8月22日まで、日本橋三越にてテーブルレシピが期間限定出店しておりまして、このプラウエンレースもたくさん店頭に並んでおります!
イベントの詳細は画像をクリック↓↓↓
日本橋方面にいらっしゃるご予定がありましたら、ぜひお寄りくださいませ。
長文お付き合いいただき、ありがとうございました。
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■テーブルレシピ 福岡大濠公園店(ティーサロン&ファブリックショップ)
営業時間:11:30~18:30 定休日:火曜日・年末年始
場所:福岡県福岡市中央区大手門3-4-1
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